Genso Suikogaiden Vol.1(Text)
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幻想水滸外伝Vol.1 ハルモニアの剣士
Episode1「来訪者」
ハイランドの国境を越える二日
目的地であるジョウストン都市同盟の盟主
ミューズは、まだ遠い
????:また、かたむいておるぞ
おれの名は、ナッシュ
ナッシュ ラトキエ
ハルモニア神聖国、南部辺境警備隊
その特殊任務潜入員であるおれは
任務を帯びて この地にやって来た
????:ほれ、ゆれると言うておるに
“真なる27の紋章”の一つが
ジョウストン都市同盟に現れたと
言う情報が警備隊のもとに伝えられた。
「その真偽を確かめ、
真の紋章が在するならばそれを伝え、
可能なら入手のための行動に出ること。」
いつもの命令だ
今度こぞ“当たり”であればいいのだが
????:また、頭痛がひどくなるわ
これでゆっくり寝ることもできんぞえ
時には、困果な商売だと思うこともある。
雲をつかむような話を追いかけて、
結局、無駄だったと言うことも多い。
とりあえず 今回は手がかりをつかんでいるだけ
ましだったが...................
????:まったく…おんしはつかえぬのう
これでは、いつになったらミューズに
たどり着くことやら…
ナッシュ:うるせーーーーーーっっ!!
ナッシュ:上でごちゃごちゃ言うんじゃねぇ!!!!!
なんだった!おれが!あんたの!荷物持ちに!!
ならなきゃならないんだっ!!!!
シエラ:ふう............................
また、そのことか.......
おんしは“真の紋章”の手がかりが
欲しいのてあろう?
ナッシュ:たしかにそう言ったが...........
シエラ:そもそも
わらわの荷物を持っと言い出したのは
おんしの方ぞえ
ナッシュ:しかし......それは.......
シエラ:まったく........
荷物持ちでもなんでもするから
話を聞かせてくれと言うから
しぶしぶ同行をゆるしたと言うに
それとも、あの言葉は嘘だったとても
言うつもりかえ?
ナッシュ:手荷物って...............
....................................だめだ
1000年も生きてる吸血鬼に
何をいっても無駄だ….
外見こそ可憐な少女に見えるが
中身は高慢で狡猾でずうずうしいこの女こそ
”真なる27の紋章”の一つ
“月の紋章”の正当なる継承者だ
それは闇の住人である吸血鬼の
”始祖”であることを意味している
まぁ、これがおれの入手している
”手がかり”なんだが.......
ナッシュ:しかしなぁ あんたまで乗っかるのは
約束にはないぞ
シエラ:貧血がするし、寝不足なのじゃ
こんな荒れ地を歩いて行くなど酷と言うもの
ナッシュ:だったら、馬車の一つも士立てらば
よかったじゃないか
シエラ:前の町では馬車出払っていて
雇えなかったのじゃから仕方あるまい
そんなことよりも......
コボルとの母親:ほらほら、あばれちゃいいけませんよ
コボルとの兄:ああ、だめだよぉ
これはぼくのだよぉ
コボルとの弟:見るだけ、見るだけだからいいでしょう
コボルとの母親:あら、あらぁ
元気なのはいいげど、ケンカはいけませんよ
ナッシュ:................なぁ、シエラ
.........馬車がどうしたって?
シエラ:................うるさい
コボルとの弟:いいでしょうーーー
見せてーーーー
見せてーーーーーーー
コボルとの兄:だめだよーーー
これはぼくの.....あ!!!!!
シエラ:!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コボルトの少年たちが
取り合いをしていたおもちゃが、
はずみで外へと飛び出し
シエラの目の前をかすめて
おれの足もとに落ちだ
ナッシュ:なんだ?人形?
それは木彫りの人形だった
おもちゃにしては すいぶんと丁寧な細工で
作られている
コボルトってのは
手先が器用なものなだろうか
シエラ:ほら、さっさと返してやらんか!!!
さっさと!!!はやうせい!!!!!!!
ナッシュ:ん?なにを怒ってるんだ??
ナッシュ:ほら、今度は落とすなよ。
コボルとの母親:ありがとうございます。
ほら、お兄ちゃんが拾ってくれたよ。
ちゃんとお礼を言って
コボルとの兄:あ、ありがとうーーーー
ナッシュ:兄弟だから
ケンカなんかせずに仲良くしろよ。
わかったよ。
コボルとの兄弟:はーーーーーーーーーーーーい!!!!
コボルとの母親:それでは、失礼します。
シエラ:ふう、やっと行きおったか。
まったく、驚かせよるわ。
ナッシュ:なんだよ
ずいぶんとつれないじゃないか。
コボルトじは嫌いか?
シエラ:おんしは関係ないわ
それよりも......荷物を載せてもらうように
頼めばよかったのを、人のいいことじゃ
ナッシュ:あ!しまった.......
その手があったか..........
シエラ:それにしても
驚いて、ちとのどか****いたのぉ
ナッシュ:ふう..........
こんなんでミューズまで
たどり着けるのかねあぇ...
シエラ:さあのぉ..........
ナッシュ:”真の紋章”の噂だって、どうせいつもの
マユツバモノなんだろうし....
”真なる27の紋章”は
その世界の力の源とされている
それを宿す者には
不老と絶大な力が与えられると言うが...
そんなもの、その辺にほいほい
あるもんじゃなし...
ナッシュ:せめて”始祖”様の体調がもどって、
歩いていただけると
ありがたいんですね...
シエラ:体調かえ......
それは考えんこともないぞ
ナッシュ:本当か?
それは、ありがたい......
ミューズまでは普通なら二日の距離だが
このペースしゃいつになるやらわからない
あまり遅れるようにだと
ん?シエラの奴、ずいぶん素直に....
ナッシュ:わーーーーー!!!!!
い、い、今!!何をしようとした!!!!
シエラ:何って、血を少々な...
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①血は吸わないって約束だろう!!!
②やめろ!!この、妖怪オババ
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①血は吸わないって約束だろう!!!<<<
シエラ:まったく文句の多い男じゃの
だいたい、わらわはおんし供にする気など
ないのじゃぞ
”月の紋章”を取り戻すのはわらわの仕事
おんしが”真の紋章”の情報が欲しいと
言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに
それを何じゃ
あれはだめ、これはだめと、文句ばかりで、
何の彼にも立たんではないか。
ナッシュ:わ、わかった!
わかったら、血を吸うのだけはやめてくれ!
それ以上の文句は言わないから!
シエラ:うむ。そう 素直にしておればよいのじゃ
しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ
迷信もいいところじゃ
シエラ:仮に”同胞”たる吸血鬼にするにしても、
そばにおく者ともなれば、
わらわにも好きみがある。
ナッシュ:おれがあんたのすきみふじゃないってことか...
そりゃ残念だ
シエラ:ほんに残念よのう
その、へらず口が直れば
少しはマシな男になるのにのぉ
ナッシュ:はいはい.....
文句もへらず口もつつしみます
おれは再び荷物とシエラを背中にかついて
歩きはじめた。
”真の紋章”のてがかりのためとは
言え...
シエラの文句は衰える気配はなかった
それだけ元気だったら.....
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②やめろ!!この、妖怪オババ <<<
シエラ:まったく文句の男ふじゃの
だいたい、わらわはおんしを供にする気など
ないのじゃぞ。
”月の紋章”を取り戻すのはわらわの仕事
おんしが”真の紋章”の情報が欲しいと
言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに
それをなんじゃ。
あれはだめ、これはだめ、文句ばかりで、
何の役にも立たんではないか。
ナッシュ:わ、わかった!
わかったら、血を吸うのだけやめてくれ!
それ以上の文句は言わないから!
シエラ:うむ、そう素直にしておればよいじゃ
しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ
述信もいいところじゃ
シエラ:......ところで、おんし。
先ほど。わらわのことを”妖怪”だの
”オババ”だの申さなかったかえ?
ナッシュ:は...はい?......
ナッシュ:...........
シエラ:これで、おんしにも
ようわかったであろう?
ナッシュ:は、はい......
とりあえず、おれはシエラには逆らわない方が
いい字んだ。
荷物の上では、まだシエラが文句を言っていたが
できるだけ聞こえないふりをして
先を急ぐことにして......
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ナッシュ:ふう.......そろそろ日暮れか。
このままじゃ、今夜も野宿ってことだな。
そろそろ準備を
おい シエラ、そろそろ起きろよ
シエラ?
シエラ!
シエラ!!
.
.
...ずいぶん、ぐっするねてやがるな...
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①静かにしてりゃ、可愛げもあるのに...
②こら、人の上で寝るな!!オババ!!
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①静かにしてりゃ、可愛げもあるのに...<<<
シエラ:なんじゃ?もう着いたのかえ???
ナッシュ:無茶を言うな.....
今夜も野宿になりそうだから、
そろそろ準備をしようと思ってね。
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②こら、人の上で寝るな!!オババ!!<<<
シエラ:ふぁぁぁぁ.......
なんじゃ?着いたおかえ?
ナッシュ:........見りゃ、わかるだろ...
シエラ:なんじゃと?
ナッシュ:今日中に次の村までは着きそうにないから、
ここいらで夜の準備をしとこかと思ってね
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シエラ:準備とな.....
この先に洋館あるはずじゃ。
今夜は、そこに泊まるぞよ。
ナッシュ:洋館って、約束でもあるのか?
まともな食事と寝床にありつけるなら
大歓迎だが。
シエラ:約束なぞない
わらわが泊まってやろうと言うのじゃ、
おんしは、そのむね伝えればよい。
ナッシュ:..............はいはい...
その洋館、街道を見下ろす小高に丘のうえに
建ってていた。
建物の中央部には。アンバランスなほどに高い
塔がしびえており、頂上部にはドーム型の天井が
見える
おそらくは、この辺りを取仕切っている
領主か富豪の屋敷なのだろう。
入り口に立っていた無愛想な門番に取り次ぎを
頼むと、さっそく執事らしき男が現れた。
執事:お待たせいたしました。
ご用件承らせていただきます
ナッシュ:えっと....なんて言うかな...その、
シエラ:ほれ、さっさと用件を言わんか
遠慮はいらんぞ。
執事:?
ナッシュ:あ、ああ....あの...その...
今夜、ここに泊ってやるって....
執事:...は?
ナッシュ:シエラ、いやこの女が、
”今夜ここに泊ってらる”って言ってるんだが
一晩、宿を消してもらえませんか?
執事:シエラ...様....でいらっしゃいますか?
しょ、少々、お待ちいただけますかな...
ナッシュ:ん?
あんたのことを知ってる口ぶりだったな。
ここに知り合いでもいるのか?
シエラ:まあの。古い友人じゃ。
ナッシュ:”古い”友人ねえ...
シエラ:.......今、
”古い”と言うところを強調しなかったかえ?
ナッシュ:ばっ...
い、いや...そんなことはない、
気のせいだ
シエラ:ほぉ......
ナッシュ:........おい、ちょっと待っ..
執事:お待たせいたしました
旦那様は、心より歓迎いたしますとのことです。
どうぞ、お入りくださいませ。
ナッシュ:...たすかった.....
恩に着るよ......
執事:は?
ナッシュ:いや、こっちの話さ。
さぁ入ろうぜ、シエラ。
とりあえず湯を借りられるとありがたいな。
旅の汚れを落としたい
ほら、シエラ。早く、早く。
シエラ:ほんに、調子のよい男じゃのう。
招き入れられた屋敷内は
豪華な内装に彩られていた
執事:お部屋までご案内いたします。
どうぞ、こちらへ...
