Genso Suikogaiden Vol.1(Text)

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Sigurd (พูดคุย | contribs)
(Episode1「来訪者」)
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Line 3: Line 3:
===Episode1「来訪者」=== ===Episode1「来訪者」===
-ハイランドの国境を越える二日<br> +ハイランドの国境を越える二日。<br>
-目的地であるジョウストン都市同盟の盟主<br>+目的地であるジョウストン都市同盟の盟主、<br>
-ミューズは、まだ遠い<br> +ミューズ市は、まだ遠い。<br>
<br> <br>
-????:また、かたむいておるぞ<br>+????:また、かたむいておるぞ。<br>
<br> <br>
-おれの名は、ナッシュ<br>+おれの名は、ナッシュ。<br>
<br> <br>
-ナッシュ ラトキエ<br>+ナッシュ・ラトキエ。<br>
<br> <br>
-ハルモニア神聖国、南部辺境警備隊<br>+ハルモニア神聖国、南部辺境警備隊。<br>
-その特殊任務潜入員であるおれは<br>+その特殊任務潜入員であるおれは、<br>
-任務を帯びて この地にやって来た<br>+任務を帯びて この地にやって来た。<br>
<br> <br>
-????:ほれ、ゆれると言うておるに<br>+????:ほれ、ゆれると言うておるに。<br>
<br> <br>
“真なる27の紋章”の一つが<br> “真なる27の紋章”の一つが<br>
Line 25: Line 25:
真の紋章が在するならばそれを伝え、<br> 真の紋章が在するならばそれを伝え、<br>
可能なら入手のための行動に出ること。」<br> 可能なら入手のための行動に出ること。」<br>
-いつもの命令だ <br>+いつもの命令だ。<br>
-今度こぞ“当たり”であればいいのだが<br>+今度こぞ“当たり”であればいいのだが。<br>
<br> <br>
-????:また、頭痛がひどくなるわ<br>+????:また、頭痛がひどくなるわ。<br>
-     これでゆっくり寝ることもできんぞえ<br>+     これでゆっくり寝ることもできんぞえ。<br>
<br> <br>
時には、困果な商売だと思うこともある。<br> 時には、困果な商売だと思うこともある。<br>
雲をつかむような話を追いかけて、<br> 雲をつかむような話を追いかけて、<br>
-結局、無駄だったと言うことも多い。<br>+結局、 無駄骨だったと言うことも多い。<br>
-とりあえず 今回は手がかりをつかんでいるだけ<br>+とりあえず今回は手がかりをつかんでいるだけ<br>
-ましだったが...................+ましだったが...................<br>
<br> <br>
-????:まったく…おんしはつかえぬのう<br>+????:まったく…おんしは使かえぬのう。<br>
     これでは、いつになったらミューズに<br>      これでは、いつになったらミューズに<br>
     たどり着くことやら…<br>      たどり着くことやら…<br>
 +<br>
ナッシュ:うるせーーーーーーっっ!!<br> ナッシュ:うるせーーーーーーっっ!!<br>
 +<br>
ナッシュ:上でごちゃごちゃ言うんじゃねぇ!!!!!<br> ナッシュ:上でごちゃごちゃ言うんじゃねぇ!!!!!<br>
     なんだった!おれが!あんたの!荷物持ちに!!<br>      なんだった!おれが!あんたの!荷物持ちに!!<br>
     ならなきゃならないんだっ!!!!<br>      ならなきゃならないんだっ!!!!<br>
-シエラ:ふう............................<br>また、そのことか.......<br>+<br>
 +シエラ:ふう............................<br>
 + また、そのことか.......<br>
    おんしは“真の紋章”の手がかりが<br>     おんしは“真の紋章”の手がかりが<br>
-    欲しいのてあろう?<br>+    欲しいのであろう?<br>
 +<br>
ナッシュ:たしかにそう言ったが...........<br> ナッシュ:たしかにそう言ったが...........<br>
-シエラ:そもそも<br>+<br>
 +シエラ:そもそも、<br>
    わらわの荷物を持っと言い出したのは<br>     わらわの荷物を持っと言い出したのは<br>
-    おんしの方ぞえ<br>+    おんしの方ぞえ。<br>
 +<br>
ナッシュ:しかし......それは.......<br> ナッシュ:しかし......それは.......<br>
 +<br>
シエラ:まったく........<br> シエラ:まったく........<br>
-    荷物持ちでもなんでもするから<br>+    荷物持ちでもなんでもするから、<br>
    話を聞かせてくれと言うから<br>     話を聞かせてくれと言うから<br>
-    しぶしぶ同行をゆるしたと言うに<br>+    しぶしぶ同行をゆるしたと言うに....<br>
-    それとも、あの言葉は嘘だったとても<br>+    それとも、あの言葉は嘘だったとでも<br>
    言うつもりかえ?<br>     言うつもりかえ?<br>
 +<br>
ナッシュ:手荷物って...............<br> ナッシュ:手荷物って...............<br>
-     ....................................だめだ<br>1000年も生きてる吸血鬼に<br>何をいっても無駄だ….<br>+     ....................................だめだ<br>
 +     1000年も生きてる吸血鬼に<br>
 +     何をいっても無駄だ….<br>
<br> <br>
-外見こそ可憐な少女に見えるが<br>+外見こそ可憐な少女に見えるが、<br>
中身は高慢で狡猾でずうずうしいこの女こそ<br> 中身は高慢で狡猾でずうずうしいこの女こそ<br>
”真なる27の紋章”の一つ<br> ”真なる27の紋章”の一つ<br>
-“月の紋章”の正当なる継承者だ<br>+“月の紋章”の正当なる継承者だ。<br>
それは闇の住人である吸血鬼の<br> それは闇の住人である吸血鬼の<br>
-”始祖”であることを意味している<br>+”始祖”であることを意味している。<br>
まぁ、これがおれの入手している<br> まぁ、これがおれの入手している<br>
”手がかり”なんだが.......<br> ”手がかり”なんだが.......<br>
<br> <br>
-ナッシュ:しかしなぁ あんたまで乗っかるのは<br>+ナッシュ:しかしなぁ、 あんたまで乗っかるのは<br>
-     約束にはないぞ<br>+     約束にはないぞ。<br>
 +<br>
シエラ:貧血がするし、寝不足なのじゃ<br> シエラ:貧血がするし、寝不足なのじゃ<br>
-    こんな荒れ地を歩いて行くなど酷と言うもの<br>+    こんな荒れ地を歩いて行くなど酷と言うもの。<br>
-ナッシュ:だったら、馬車の一つも士立てらば<br>+<br>
-     よかったじゃないか<br>+ナッシュ:だったら、馬車の一つも仕立てれば<br>
 +     よかったじゃないか。<br>
 +<br>
シエラ:前の町では馬車出払っていて<br> シエラ:前の町では馬車出払っていて<br>
    雇えなかったのじゃから仕方あるまい<br>     雇えなかったのじゃから仕方あるまい<br>
    そんなことよりも......<br>     そんなことよりも......<br>
-コボルとの母親:ほらほら、あばれちゃいいけませんよ<br>+<br>
-コボルとの兄:ああ、だめだよぉ<br>+コボルトの母親:ほらほら、あばれちゃいいけませんよ。<br>
-        これはぼくのだよぉ<br>+<br>
-コボルとの弟:見るだけ、見るだけだからいいでしょう<br>+コボルトの兄:ああ、だめだよぉ。<br>
-コボルとの母親:あら、あらぁ<br>+        これはぼくのだよぉ。<br>
-         元気なのはいいげど、ケンカはいけませんよ<br>+<br>
-ナッシュ:................なぁ、シエラ<br>+コボルトの弟:見るだけ、見るだけだからいいでしょう。<br>
 +<br>
 +コボルトの母親:あら、あらぁ<br>
 +         元気なのはいいげど、ケンカはいけませんよ。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:................なぁ、シエラ、<br>
     .........馬車がどうしたって?<br>      .........馬車がどうしたって?<br>
 +<br>
シエラ:................うるさい<br> シエラ:................うるさい<br>
-コボルとの弟:いいでしょうーーー<br>     +<br>
 +コボルトの弟:いいでしょうーーー<br>
        見せてーーーー<br>         見せてーーーー<br>
        見せてーーーーーーー<br>         見せてーーーーーーー<br>
-コボルとの兄:だめだよーーー<br>+<br>
 +コボルトの兄:だめだよーーー<br>
        これはぼくの.....あ!!!!!<br>         これはぼくの.....あ!!!!!<br>
 +
シエラ:!!!!!!!!!!!!!!!!!!!<br> シエラ:!!!!!!!!!!!!!!!!!!!<br>
<br> <br>
コボルトの少年たちが<br> コボルトの少年たちが<br>
取り合いをしていたおもちゃが、<br> 取り合いをしていたおもちゃが、<br>
-はずみで外へと飛び出し<br>+はずみで外へと飛び出し、<br>
-シエラの目の前をかすめて<br>+シエラの目の前をかすめて、<br>
-おれの足もとに落ちだ<br>+おれの足もとに落ちだ。<br>
<br> <br>
-ナッシュ:なんだ?人形?<br>+ナッシュ:なんだ?人形???<br>
<br> <br>
-それは木彫りの人形だった<br>+それは木彫りの人形だった。<br>
おもちゃにしては すいぶんと丁寧な細工で<br> おもちゃにしては すいぶんと丁寧な細工で<br>
-作られている<br>+作られている。<br>
コボルトってのは<br> コボルトってのは<br>
-手先が器用なものなだろうか<br>+手先が器用なものなんだろうか?<br>
<br> <br>
シエラ:ほら、さっさと返してやらんか!!!<br> シエラ:ほら、さっさと返してやらんか!!!<br>
-     さっさと!!!はやうせい!!!!!!!<br>+     さっさと!!!早うせい!!!!!!!<br>
 +<br>
ナッシュ:ん?なにを怒ってるんだ??<br> ナッシュ:ん?なにを怒ってるんだ??<br>
 +<br>
ナッシュ:ほら、今度は落とすなよ。<br> ナッシュ:ほら、今度は落とすなよ。<br>
-コボルとの母親:ありがとうございます。<br>+<br>
-         ほら、お兄ちゃんが拾ってくれたよ。<br>+コボルトの母親:ありがとうございます。<br>
-         ちゃんとお礼を言って<br>+         ほら、お兄ちゃんが拾ってくれたわよ。<br>
-コボルとの兄:あ、ありがとうーーーー<br>+         ちゃんとお礼を言って。<br>
-ナッシュ:兄弟だから<br>+<br>
 +コボルトの兄:あ、ありがとうーーーー<br>
 +<br>
 +ナッシュ:兄弟なんだから、<br>
     ケンカなんかせずに仲良くしろよ。<br>      ケンカなんかせずに仲良くしろよ。<br>
-     わかったよ。<br>+     わかったな。<br>
-コボルとの兄弟:はーーーーーーーーーーーーい!!!!<br>+<br>
-コボルとの母親:それでは、失礼します。<br>+コボルトの兄弟:はーーーーーーーーーーーーい!!!!<br>
-シエラ:ふう、やっと行きおったか。<br>         +<br>
 +コボルトの母親:それでは、失礼します。<br>
 +<br>
 +シエラ:ふう、やっと行きおったか。<br>
    まったく、驚かせよるわ。<br>     まったく、驚かせよるわ。<br>
-ナッシュ:なんだよ<br>+<br>
 +ナッシュ:なんだよ、<br>
     ずいぶんとつれないじゃないか。<br>      ずいぶんとつれないじゃないか。<br>
     コボルトじは嫌いか?<br>      コボルトじは嫌いか?<br>
 +<br>
シエラ:おんしは関係ないわ<br> シエラ:おんしは関係ないわ<br>
    それよりも......荷物を載せてもらうように<br>     それよりも......荷物を載せてもらうように<br>
    頼めばよかったのを、人のいいことじゃ<br>     頼めばよかったのを、人のいいことじゃ<br>
 +<br>
ナッシュ:あ!しまった.......<br> ナッシュ:あ!しまった.......<br>
     その手があったか..........<br>      その手があったか..........<br>
-シエラ:それにしても<br>+<br>
-    驚いて、ちとのどか****いたのぉ<br>+シエラ:それにしても、<br>
 +    驚いて、ちとのどか渇いたのぉ。<br>
 +<br>
ナッシュ:ふう..........<br> ナッシュ:ふう..........<br>
     こんなんでミューズまで<br>      こんなんでミューズまで<br>
     たどり着けるのかねあぇ...<br>      たどり着けるのかねあぇ...<br>
 +<br>
シエラ:さあのぉ..........<br> シエラ:さあのぉ..........<br>
 +<br>
ナッシュ:”真の紋章”の噂だって、どうせいつもの<br> ナッシュ:”真の紋章”の噂だって、どうせいつもの<br>
-     マユツバモノなんだろうし....<br>+     マユツバモノなんだろうし...<br>
<br> <br>
-<br>+”真なる27の紋章”は、<br>
-”真なる27の紋章”は<br>+その世界の力の源とされている。<br>
-その世界の力の源とされている<br>+
それを宿す者には<br> それを宿す者には<br>
不老と絶大な力が与えられると言うが...<br> 不老と絶大な力が与えられると言うが...<br>
そんなもの、その辺にほいほい<br> そんなもの、その辺にほいほい<br>
あるもんじゃなし...<br> あるもんじゃなし...<br>
-<br> 
<br> <br>
ナッシュ:せめて”始祖”様の体調がもどって、<br> ナッシュ:せめて”始祖”様の体調がもどって、<br>
     歩いていただけると<br>      歩いていただけると<br>
-     ありがたいんですね...<br>+     ありがたいんですがね....<br>
 +<br>
シエラ:体調かえ......<br> シエラ:体調かえ......<br>
-    それは考えんこともないぞ<br>+    それは考えんこともないぞ。<br>
 +<br>
ナッシュ:本当か?<br> ナッシュ:本当か?<br>
     それは、ありがたい......<br>      それは、ありがたい......<br>
<br> <br>
-ミューズまでは普通なら二日の距離だが<br>+ミューズまでは普通なら二日の距離だが、<br>
-このペースしゃいつになるやらわからない<br>+このペースしゃいつになるやらわからない。<br>
-あまり遅れるようにだと<br>+あまり遅れるようにだと.....<br>
ん?シエラの奴、ずいぶん素直に....<br> ん?シエラの奴、ずいぶん素直に....<br>
<br> <br>
ナッシュ:わーーーーー!!!!!<br> ナッシュ:わーーーーー!!!!!<br>
     い、い、今!!何をしようとした!!!!<br>      い、い、今!!何をしようとした!!!!<br>
 +<br>
シエラ:何って、血を少々な...<br> シエラ:何って、血を少々な...<br>
<br> <br>
Line 173: Line 212:
<br> <br>
②やめろ!!この、妖怪オババ<br> ②やめろ!!この、妖怪オババ<br>
-<br> 
<br> <br>
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br> - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
Line 179: Line 217:
①血は吸わないって約束だろう!!!<<<<br> ①血は吸わないって約束だろう!!!<<<<br>
<br> <br>
-シエラ:まったく文句の多い男じゃの<br>+シエラ:まったく文句の多い男じゃの。<br>
-    だいたい、わらわはおんし供にする気など<br>+    だいたい、わらわはおんしを供にする気など<br>
-    ないのじゃぞ<br>+    ないのじゃぞ。<br>
-    ”月の紋章”を取り戻すのはわらわの仕事<br>+    ”月の紋章”を取り戻すのはわらわの仕事。<br>
    おんしが”真の紋章”の情報が欲しいと<br>     おんしが”真の紋章”の情報が欲しいと<br>
    言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに<br>     言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに<br>
Line 188: Line 226:
    あれはだめ、これはだめと、文句ばかりで、<br>     あれはだめ、これはだめと、文句ばかりで、<br>
    何の彼にも立たんではないか。<br>     何の彼にも立たんではないか。<br>
 +<br>
ナッシュ:わ、わかった!<br> ナッシュ:わ、わかった!<br>
     わかったら、血を吸うのだけはやめてくれ!<br>      わかったら、血を吸うのだけはやめてくれ!<br>
     それ以上の文句は言わないから!<br>      それ以上の文句は言わないから!<br>
 +<br>
シエラ:うむ。そう 素直にしておればよいのじゃ<br> シエラ:うむ。そう 素直にしておればよいのじゃ<br>
    しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ<br>     しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ<br>
    迷信もいいところじゃ<br>     迷信もいいところじゃ<br>
 +<br>
シエラ:仮に”同胞”たる吸血鬼にするにしても、<br> シエラ:仮に”同胞”たる吸血鬼にするにしても、<br>
     そばにおく者ともなれば、<br>      そばにおく者ともなれば、<br>
     わらわにも好きみがある。<br>      わらわにも好きみがある。<br>
-ナッシュ:おれがあんたのすきみふじゃないってことか...<br>+<br>
 +ナッシュ:おれがあんたの好みふじゃないってことか...<br>
     そりゃ残念だ<br>      そりゃ残念だ<br>
 +
シエラ:ほんに残念よのう<br> シエラ:ほんに残念よのう<br>
    その、へらず口が直れば<br>     その、へらず口が直れば<br>
    少しはマシな男になるのにのぉ<br>     少しはマシな男になるのにのぉ<br>
 +<br>
ナッシュ:はいはい.....<br> ナッシュ:はいはい.....<br>
     文句もへらず口もつつしみます<br>      文句もへらず口もつつしみます<br>
-<br> 
<br> <br>
おれは再び荷物とシエラを背中にかついて<br> おれは再び荷物とシエラを背中にかついて<br>
Line 212: Line 255:
シエラの文句は衰える気配はなかった<br> シエラの文句は衰える気配はなかった<br>
それだけ元気だったら.....<br> それだけ元気だったら.....<br>
 +<br>
<br> <br>
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br> - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
Line 224: Line 268:
    言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに<br>     言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに<br>
    それをなんじゃ。<br>     それをなんじゃ。<br>
-    あれはだめ、これはだめ、文句ばかりで、<br>+    あれはだめ、これはだめと、文句ばかりで、<br>
    何の役にも立たんではないか。<br>     何の役にも立たんではないか。<br>
 +<br>
ナッシュ:わ、わかった!<br> ナッシュ:わ、わかった!<br>
     わかったら、血を吸うのだけやめてくれ!<br>      わかったら、血を吸うのだけやめてくれ!<br>
     それ以上の文句は言わないから!<br>      それ以上の文句は言わないから!<br>
 +<br>
シエラ:うむ、そう素直にしておればよいじゃ<br> シエラ:うむ、そう素直にしておればよいじゃ<br>
    しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ<br>     しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ<br>
    述信もいいところじゃ<br>     述信もいいところじゃ<br>
 +<br>
シエラ:......ところで、おんし。<br> シエラ:......ところで、おんし。<br>
    先ほど。わらわのことを”妖怪”だの<br>     先ほど。わらわのことを”妖怪”だの<br>
    ”オババ”だの申さなかったかえ?<br>     ”オババ”だの申さなかったかえ?<br>
 +<br>
ナッシュ:は...はい?......<br> ナッシュ:は...はい?......<br>
 +<br>
ナッシュ:...........<br> ナッシュ:...........<br>
 +<br>
シエラ:これで、おんしにも<br> シエラ:これで、おんしにも<br>
    ようわかったであろう?<br>     ようわかったであろう?<br>
 +<br>
ナッシュ:は、はい......<br> ナッシュ:は、はい......<br>
<br> <br>
Line 246: Line 297:
できるだけ聞こえないふりをして<br> できるだけ聞こえないふりをして<br>
先を急ぐことにして......<br> 先を急ぐことにして......<br>
 +<br>
<br> <br>
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br> - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
Line 271: Line 323:
<br> <br>
シエラ:なんじゃ?もう着いたのかえ???<br> シエラ:なんじゃ?もう着いたのかえ???<br>
 +<br>
ナッシュ:無茶を言うな.....<br> ナッシュ:無茶を言うな.....<br>
     今夜も野宿になりそうだから、<br>      今夜も野宿になりそうだから、<br>
Line 281: Line 334:
シエラ:ふぁぁぁぁ.......<br> シエラ:ふぁぁぁぁ.......<br>
    なんじゃ?着いたおかえ?<br>     なんじゃ?着いたおかえ?<br>
 +<br>
ナッシュ:........見りゃ、わかるだろ...<br> ナッシュ:........見りゃ、わかるだろ...<br>
 +<br>
シエラ:なんじゃと?<br> シエラ:なんじゃと?<br>
 +<br>
ナッシュ:今日中に次の村までは着きそうにないから、<br> ナッシュ:今日中に次の村までは着きそうにないから、<br>
     ここいらで夜の準備をしとこかと思ってね<br>      ここいらで夜の準備をしとこかと思ってね<br>
 +<br>
<br> <br>
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br> - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
Line 291: Line 348:
    この先に洋館あるはずじゃ。<br>     この先に洋館あるはずじゃ。<br>
    今夜は、そこに泊まるぞよ。<br>     今夜は、そこに泊まるぞよ。<br>
 +<br>
ナッシュ:洋館って、約束でもあるのか?<br> ナッシュ:洋館って、約束でもあるのか?<br>
     まともな食事と寝床にありつけるなら<br>      まともな食事と寝床にありつけるなら<br>
     大歓迎だが。<br>      大歓迎だが。<br>
 +<br>
シエラ:約束なぞない<br> シエラ:約束なぞない<br>
    わらわが泊まってやろうと言うのじゃ、<br>     わらわが泊まってやろうと言うのじゃ、<br>
    おんしは、そのむね伝えればよい。<br>     おんしは、そのむね伝えればよい。<br>
 +<br>
ナッシュ:..............はいはい...<br> ナッシュ:..............はいはい...<br>
-<br> 
<br> <br>
その洋館、街道を見下ろす小高に丘のうえに<br> その洋館、街道を見下ろす小高に丘のうえに<br>
Line 313: Line 372:
執事:お待たせいたしました。<br> 執事:お待たせいたしました。<br>
    ご用件承らせていただきます<br>     ご用件承らせていただきます<br>
 +<br>
ナッシュ:えっと....なんて言うかな...その、<br> ナッシュ:えっと....なんて言うかな...その、<br>
 +<br>
シエラ:ほれ、さっさと用件を言わんか<br> シエラ:ほれ、さっさと用件を言わんか<br>
    遠慮はいらんぞ。<br>     遠慮はいらんぞ。<br>
 +<br>
執事:?<br> 執事:?<br>
 +<br>
ナッシュ:あ、ああ....あの...その...<br> ナッシュ:あ、ああ....あの...その...<br>
     今夜、ここに泊ってやるって....<br>      今夜、ここに泊ってやるって....<br>
 +<br>
執事:...は?<br> 執事:...は?<br>
 +<br>
ナッシュ:シエラ、いやこの女が、<br> ナッシュ:シエラ、いやこの女が、<br>
     ”今夜ここに泊ってらる”って言ってるんだが<br>      ”今夜ここに泊ってらる”って言ってるんだが<br>
     一晩、宿を消してもらえませんか?<br>      一晩、宿を消してもらえませんか?<br>
 +<br>
執事:シエラ...様....でいらっしゃいますか?<br> 執事:シエラ...様....でいらっしゃいますか?<br>
    しょ、少々、お待ちいただけますかな...<br>     しょ、少々、お待ちいただけますかな...<br>
 +<br>
ナッシュ:ん?<br> ナッシュ:ん?<br>
     あんたのことを知ってる口ぶりだったな。<br>      あんたのことを知ってる口ぶりだったな。<br>
     ここに知り合いでもいるのか?<br>      ここに知り合いでもいるのか?<br>
 +<br>
シエラ:まあの。古い友人じゃ。<br> シエラ:まあの。古い友人じゃ。<br>
 +<br>
ナッシュ:”古い”友人ねえ...<br> ナッシュ:”古い”友人ねえ...<br>
 +<br>
シエラ:.......今、<br> シエラ:.......今、<br>
    ”古い”と言うところを強調しなかったかえ?<br>     ”古い”と言うところを強調しなかったかえ?<br>
 +<br>
ナッシュ:ばっ...<br> ナッシュ:ばっ...<br>
     い、いや...そんなことはない、<br>      い、いや...そんなことはない、<br>
     気のせいだ<br>      気のせいだ<br>
 +<br>
シエラ:ほぉ......<br> シエラ:ほぉ......<br>
 +<br>
ナッシュ:........おい、ちょっと待っ..<br> ナッシュ:........おい、ちょっと待っ..<br>
 +<br>
執事:お待たせいたしました<br> 執事:お待たせいたしました<br>
    旦那様は、心より歓迎いたしますとのことです。<br>     旦那様は、心より歓迎いたしますとのことです。<br>
    どうぞ、お入りくださいませ。<br>     どうぞ、お入りくださいませ。<br>
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ナッシュ:...たすかった.....<br> ナッシュ:...たすかった.....<br>
     恩に着るよ......<br>      恩に着るよ......<br>
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執事:は?<br> 執事:は?<br>
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ナッシュ:いや、こっちの話さ。<br> ナッシュ:いや、こっちの話さ。<br>
     さぁ入ろうぜ、シエラ。<br>      さぁ入ろうぜ、シエラ。<br>
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     旅の汚れを落としたい<br>      旅の汚れを落としたい<br>
     ほら、シエラ。早く、早く。<br>      ほら、シエラ。早く、早く。<br>
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シエラ:ほんに、調子のよい男じゃのう。<br> シエラ:ほんに、調子のよい男じゃのう。<br>
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招き入れられた屋敷内は<br> 招き入れられた屋敷内は<br>
豪華な内装に彩られていた<br> 豪華な内装に彩られていた<br>
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執事:お部屋までご案内いたします。<br> 執事:お部屋までご案内いたします。<br>
    どうぞ、こちらへ...<br>     どうぞ、こちらへ...<br>
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 +ナッシュ:すいぶんと良い造りの部屋じゃないか。<br>
 +      家具とかも値打ちもんだぜ。<br>
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 +シエラ:ほら、家具の価値がわかるか。<br>
 +     まぁ、わるくない部屋ではあるのぉ。<br>
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 +執事:この部屋は、ご自由にお使いください。<br>
 +    お湯の方もこちらと、別室の方にも<br>
 +    用意されておきます。<br>
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 +シエラ:ふむ、ご苦労。<br>
 +     湯の後は食事の用意を頼めるあのぉ。?<br>
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 +ナッシュ:さっそくかよ。<br>
 +      それはいくらなんでも図々しいだろう。<br>
 +      少しは、遠慮と言うか慎みと言うか.....<br>
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 +執事:これは失礼をいたしました。<br>
 +    すぐに準備させます。<br>
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 +シエラ:だそうだが、<br>
 +     おんしは、やせがまんしてみるか。?<br>
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 +ナッシュ:..........<br>
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 +ナッシュ:ふぅ、汚れをおとして、<br>
 +     生き返った気分だな。<br>
 +     まる一日 あんな”大荷物”をかついだんで<br>
 +     身体中くたくただ.......<br>
 + あとは夕食をたっぷりとって、<br>
 +     このふかふかのベッドでゆっくり眠れば...<br>
 +<br>
 +シエラ:それは無理じゃろうな。<br>
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 +ナッシュ:ん?<br>
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 +シエラ:”乙女のカン”が、そう言っておる。<br>
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 +①そいつはアテになりそうだ。<br>
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 +②いいトシして、なにが”乙女”だ。<br>
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 +①そいつはアテになりそうだ。<<<<br>
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 +シエラ:おんし....皮肉じゃったら、<br>
 +     ただではすまさんぞえ。<br>
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 +ナッシュ:.........皮肉?<br>
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 +②いいトシして、なにが”乙女”だ。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:いっ...ってぇなぁ!!<br>
 +     本気でなぐるか、ふつう?<br>
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 +シエラ:口で言ってわからぬ者は、<br>
 +     おうするのじゃ。<br>
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 +メイド:失礼します。<br>
 +    お食べ物をお待ちしました。<br>
 +    お食事の方は、もう少々お待ちください。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:こりゃ、ごていねいに。<br>
 +      ありがとさん。<br>
 +<br>
 +シエラ:うむ、ご苦労じゃ。<br>
 +     ...ところで、<br>
 +     このへやのまどは何故開かんのじゃ?<br>
 +<br>
 +メイド:え......開きませんか<br>
 +    それは申し訳ありません。<br>
 +    なにぶん、突然のことでしたので、<br>
 +    かぎをかっけぱなしにしたまま<br>
 +    お部屋にお通ししてしまったようですね。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:いいて、いいて。<br>
 +      えっと...<br>
 +<br>
 +アヤナ:あ、わたくし、”アヤナ”と申します。<br>
 +    ご用がごさいましたら、<br>
 +    何なりとお申しつけください。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:ああ。<br>
 +      突然押しかけたこっちが悪いんだ。<br>
 +      窓のことは気にしなくていいって。<br>
 +<br>
 +アヤナ:いえ、こちらこそ、申し訳ありませんでした。<br>
 +     すぐにカギを持ちたしますわ。<br>
 +     これでは、空気の入れ換えも<br>
 +     できませんものね。<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +①頼むよ<br>
 +<br>
 +<br>
 +②二度手間になるから、一緒に行くよ。<br>
 +<br>
 +<br>
 +③きみの部屋のカギと一緒に....<br>
 +<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +①頼むよ<<<<br>
 +<br>
 +アヤナ:はい。<br>
 +     おまかせください。<br>
 +<br>
 +シエラ:なんじゃ...<br>
 + あっさり帰してしまいおって。<br>
 +      つれないのう。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:.........あのなぁ...<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +②二度手間になるから、一緒に行くよ。<br>
 +<br>
 +アヤナ:ありがとうございます。<br>
 +    でも、カギがあるのは三階の控除ですので、<br>
 +    そこまでお手間をとらせるわけには<br>
 +    まいりませんわ。<br>
 +    すぐ、お持ちしますから、<br>
 +    こちらにいらしていてください。<br>
 +<br>
 +シエラ:なんじゃ..おんし<br>
 +     色気づきおって。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:だっ...誰が!!!!<br>
 +     おれは...その...親切でだな!!<br>
 +<br>
 +シエラ:親切???<br>
 +     そうは見えんかったがのう。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:ほっとてくれ!<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +③きみの部屋のカギと一緒に....<<<<br>
 +<br>
 +アヤナ:いやだ、もう。<br>
 +    からかわないでください...<br>
 +    それじゃあ。その...<br>
 + すぐお待ちしますから、お待ちくださいね。<br>
 +<br>
 +シエラ:おやおや、残念じゃったのう。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:はははは。<br>
 +     ...ただの社交辞令だよ。<br>
 +<br>
 +シエラ:ふむふむ。<br>
 +    ずいぶん礼儀正しいことよのう。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:..........<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +執事:お待たせいたしました。<br>
 +    お食事の用意ができましたので、<br>
 +    食堂へお越しくださいませ。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:ほう、こいつは豪勢だねぇ。<br>
 +<br>
 +シエラ:キョロキョロするでない。<br>
 +     まったく...育ちが知れようぞ。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:おれは、こう見えても育ちはいいんだぜ。<br>
 +      それじゃ、さっそく......<br>
 +      いっただきまーーーす!!!!!!<br>
 +<br>
 +シエラ:まったく、少しは遠慮と言うものをせんか。<br>
 +     ガンガンと....犬でもあるまいし。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:ん?<br>
 +    シエラも早いとこ、食べたらどうだ?<br>
 + うまいぜ。<br>
 +<br>
 +シエラ:口に食べ物を入れながら話すではないわ。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:細かいこと言うなよ。<br>
 +      それより、食事を楽しもうぜ。<br>
 +      それがラトキエ家流なんだ。<br>
 +<br>
 +アヤナ:スープのおかわり、<br>
 +     お持ちしましょうか?<br>
 +<br>
 +ナッシュ:ああ、頼むよ。<br>
 +<br>
 +アヤナ:ふふぅ。<br>
 +    おいしそうにお食べになりますね。<br>
 +    作ったかいがありますわ。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:きみが、料理が作ったくれてるの<br>
 +<br>
 +アヤナ:お手伝いをしているだけですけど。<br>
 +     あら、ほっぺたについてますよ。<br>
 +<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +ナッシュ:えっ...、<br>
 +     あ、ありがとう...<br>
 +<br>
 +アヤナ:あわてなくても、お料理は逃げないですよ。<br>
 +     それでは、おかわりをお持ちしますので、<br>
 +     少々、お待ちくださいね。<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +シエラ:ほんに、だらしないのう。<br>
 +<br>
 +ナッシュ:よ、よせって!<br>
 +     子供じゃないんだから!<br>
 +<br>
 +アヤナ:うふふ、<br>
 +    お二人とも、仲むつまじいのですね。<br>
 +    それでは、おかわりをお持ちしますので、<br>
 +    少々、お待ちくださいね。<br>
 +<br>
 +- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -<br>
 +<br>
 +執事:お楽しみのようですね。<br>
 +    ワインは、いかがですかな?<br>
 +<br>
 +シエラ:ふむ。 まかせる。<br>
 +<br>
 +執事:かしこまりました。<br>
 +<br>
 +シエラ:...ところで執事<br>
 +     主人はどうしたのじゃ?<br>
 +     久しぶりに顔など見たいものじゃがな。<br>
 +<br>
===Episode2「理由」=== ===Episode2「理由」===

Revision as of 22:45, 18 กรกฎาคม 2008

สารบัญ

幻想水滸外伝Vol.1 ハルモニアの剣士

Episode1「来訪者」

ハイランドの国境を越える二日。
目的地であるジョウストン都市同盟の盟主、
ミューズ市は、まだ遠い。

????:また、かたむいておるぞ。

おれの名は、ナッシュ。

ナッシュ・ラトキエ。

ハルモニア神聖国、南部辺境警備隊。
その特殊任務潜入員であるおれは、
任務を帯びて この地にやって来た。

????:ほれ、ゆれると言うておるに。

“真なる27の紋章”の一つが
ジョウストン都市同盟に現れたと
言う情報が警備隊のもとに伝えられた。
「その真偽を確かめ、
真の紋章が在するならばそれを伝え、
可能なら入手のための行動に出ること。」
いつもの命令だ。
今度こぞ“当たり”であればいいのだが。

????:また、頭痛がひどくなるわ。
     これでゆっくり寝ることもできんぞえ。

時には、困果な商売だと思うこともある。
雲をつかむような話を追いかけて、
結局、 無駄骨だったと言うことも多い。
とりあえず今回は手がかりをつかんでいるだけ
ましだったが...................

????:まったく…おんしは使かえぬのう。
     これでは、いつになったらミューズに
     たどり着くことやら…

ナッシュ:うるせーーーーーーっっ!!

ナッシュ:上でごちゃごちゃ言うんじゃねぇ!!!!!
     なんだった!おれが!あんたの!荷物持ちに!!
     ならなきゃならないんだっ!!!!

シエラ:ふう............................

   また、そのことか.......

    おんしは“真の紋章”の手がかりが
    欲しいのであろう?

ナッシュ:たしかにそう言ったが...........

シエラ:そもそも、
    わらわの荷物を持っと言い出したのは
    おんしの方ぞえ。

ナッシュ:しかし......それは.......

シエラ:まったく........
    荷物持ちでもなんでもするから、
    話を聞かせてくれと言うから
    しぶしぶ同行をゆるしたと言うに....
    それとも、あの言葉は嘘だったとでも
    言うつもりかえ?

ナッシュ:手荷物って...............
     ....................................だめだ
     1000年も生きてる吸血鬼に
     何をいっても無駄だ….

外見こそ可憐な少女に見えるが、
中身は高慢で狡猾でずうずうしいこの女こそ
”真なる27の紋章”の一つ
“月の紋章”の正当なる継承者だ。
それは闇の住人である吸血鬼の
”始祖”であることを意味している。
まぁ、これがおれの入手している
”手がかり”なんだが.......

ナッシュ:しかしなぁ、 あんたまで乗っかるのは
     約束にはないぞ。

シエラ:貧血がするし、寝不足なのじゃ
    こんな荒れ地を歩いて行くなど酷と言うもの。

ナッシュ:だったら、馬車の一つも仕立てれば
     よかったじゃないか。

シエラ:前の町では馬車出払っていて
    雇えなかったのじゃから仕方あるまい
    そんなことよりも......

コボルトの母親:ほらほら、あばれちゃいいけませんよ。

コボルトの兄:ああ、だめだよぉ。
        これはぼくのだよぉ。

コボルトの弟:見るだけ、見るだけだからいいでしょう。

コボルトの母親:あら、あらぁ
         元気なのはいいげど、ケンカはいけませんよ。

ナッシュ:................なぁ、シエラ、
     .........馬車がどうしたって?

シエラ:................うるさい

コボルトの弟:いいでしょうーーー
        見せてーーーー
        見せてーーーーーーー

コボルトの兄:だめだよーーー
        これはぼくの.....あ!!!!!

シエラ:!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

コボルトの少年たちが
取り合いをしていたおもちゃが、
はずみで外へと飛び出し、
シエラの目の前をかすめて、
おれの足もとに落ちだ。

ナッシュ:なんだ?人形???

それは木彫りの人形だった。
おもちゃにしては すいぶんと丁寧な細工で
作られている。
コボルトってのは
手先が器用なものなんだろうか?

シエラ:ほら、さっさと返してやらんか!!!
     さっさと!!!早うせい!!!!!!!

ナッシュ:ん?なにを怒ってるんだ??

ナッシュ:ほら、今度は落とすなよ。

コボルトの母親:ありがとうございます。
         ほら、お兄ちゃんが拾ってくれたわよ。
         ちゃんとお礼を言って。

コボルトの兄:あ、ありがとうーーーー

ナッシュ:兄弟なんだから、
     ケンカなんかせずに仲良くしろよ。
     わかったな。

コボルトの兄弟:はーーーーーーーーーーーーい!!!!

コボルトの母親:それでは、失礼します。

シエラ:ふう、やっと行きおったか。
    まったく、驚かせよるわ。

ナッシュ:なんだよ、
     ずいぶんとつれないじゃないか。
     コボルトじは嫌いか?

シエラ:おんしは関係ないわ
    それよりも......荷物を載せてもらうように
    頼めばよかったのを、人のいいことじゃ

ナッシュ:あ!しまった.......
     その手があったか..........

シエラ:それにしても、
    驚いて、ちとのどか渇いたのぉ。

ナッシュ:ふう..........
     こんなんでミューズまで
     たどり着けるのかねあぇ...

シエラ:さあのぉ..........

ナッシュ:”真の紋章”の噂だって、どうせいつもの
     マユツバモノなんだろうし...

”真なる27の紋章”は、
その世界の力の源とされている。
それを宿す者には
不老と絶大な力が与えられると言うが...
そんなもの、その辺にほいほい
あるもんじゃなし...

ナッシュ:せめて”始祖”様の体調がもどって、
     歩いていただけると
     ありがたいんですがね....

シエラ:体調かえ......
    それは考えんこともないぞ。

ナッシュ:本当か?
     それは、ありがたい......

ミューズまでは普通なら二日の距離だが、
このペースしゃいつになるやらわからない。
あまり遅れるようにだと.....
ん?シエラの奴、ずいぶん素直に....

ナッシュ:わーーーーー!!!!!
     い、い、今!!何をしようとした!!!!

シエラ:何って、血を少々な...


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

①血は吸わないって約束だろう!!!

②やめろ!!この、妖怪オババ

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

①血は吸わないって約束だろう!!!<<<

シエラ:まったく文句の多い男じゃの。
    だいたい、わらわはおんしを供にする気など
    ないのじゃぞ。
    ”月の紋章”を取り戻すのはわらわの仕事。
    おんしが”真の紋章”の情報が欲しいと
    言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに
    それを何じゃ
    あれはだめ、これはだめと、文句ばかりで、
    何の彼にも立たんではないか。

ナッシュ:わ、わかった!
     わかったら、血を吸うのだけはやめてくれ!
     それ以上の文句は言わないから!

シエラ:うむ。そう 素直にしておればよいのじゃ
    しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ
    迷信もいいところじゃ

シエラ:仮に”同胞”たる吸血鬼にするにしても、
     そばにおく者ともなれば、
     わらわにも好きみがある。

ナッシュ:おれがあんたの好みふじゃないってことか...
     そりゃ残念だ

シエラ:ほんに残念よのう
    その、へらず口が直れば
    少しはマシな男になるのにのぉ

ナッシュ:はいはい.....
     文句もへらず口もつつしみます

おれは再び荷物とシエラを背中にかついて
歩きはじめた。
”真の紋章”のてがかりのためとは
言え...
シエラの文句は衰える気配はなかった
それだけ元気だったら.....


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

②やめろ!!この、妖怪オババ <<<

シエラ:まったく文句の男ふじゃの
    だいたい、わらわはおんしを供にする気など
    ないのじゃぞ。
    ”月の紋章”を取り戻すのはわらわの仕事
    おんしが”真の紋章”の情報が欲しいと
    言うから、ついて来るのを許しておるだけなのに
    それをなんじゃ。
    あれはだめ、これはだめと、文句ばかりで、
    何の役にも立たんではないか。

ナッシュ:わ、わかった!
     わかったら、血を吸うのだけやめてくれ!
     それ以上の文句は言わないから!

シエラ:うむ、そう素直にしておればよいじゃ
    しかし、血を吸われただけで吸血鬼になるなぞ
    述信もいいところじゃ

シエラ:......ところで、おんし。
    先ほど。わらわのことを”妖怪”だの
    ”オババ”だの申さなかったかえ?

ナッシュ:は...はい?......

ナッシュ:...........

シエラ:これで、おんしにも
    ようわかったであろう?

ナッシュ:は、はい......

とりあえず、おれはシエラには逆らわない方が
いい字んだ。
荷物の上では、まだシエラが文句を言っていたが
できるだけ聞こえないふりをして
先を急ぐことにして......


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ナッシュ:ふう.......そろそろ日暮れか。
     このままじゃ、今夜も野宿ってことだな。
     そろそろ準備を
     おい シエラ、そろそろ起きろよ
     シエラ?
     シエラ!
     シエラ!!
     .
     .
     ...ずいぶん、ぐっするねてやがるな...

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

①静かにしてりゃ、可愛げもあるのに...

②こら、人の上で寝るな!!オババ!!

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

①静かにしてりゃ、可愛げもあるのに...<<<

シエラ:なんじゃ?もう着いたのかえ???

ナッシュ:無茶を言うな.....
     今夜も野宿になりそうだから、
     そろそろ準備をしようと思ってね。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

②こら、人の上で寝るな!!オババ!!<<<

シエラ:ふぁぁぁぁ.......
    なんじゃ?着いたおかえ?

ナッシュ:........見りゃ、わかるだろ...

シエラ:なんじゃと?

ナッシュ:今日中に次の村までは着きそうにないから、
     ここいらで夜の準備をしとこかと思ってね


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

シエラ:準備とな.....
    この先に洋館あるはずじゃ。
    今夜は、そこに泊まるぞよ。

ナッシュ:洋館って、約束でもあるのか?
     まともな食事と寝床にありつけるなら
     大歓迎だが。

シエラ:約束なぞない
    わらわが泊まってやろうと言うのじゃ、
    おんしは、そのむね伝えればよい。

ナッシュ:..............はいはい...

その洋館、街道を見下ろす小高に丘のうえに
建ってていた。
建物の中央部には。アンバランスなほどに高い
塔がしびえており、頂上部にはドーム型の天井が
見える

おそらくは、この辺りを取仕切っている
領主か富豪の屋敷なのだろう。
入り口に立っていた無愛想な門番に取り次ぎを
頼むと、さっそく執事らしき男が現れた。

執事:お待たせいたしました。
    ご用件承らせていただきます

ナッシュ:えっと....なんて言うかな...その、

シエラ:ほれ、さっさと用件を言わんか
    遠慮はいらんぞ。

執事:?

ナッシュ:あ、ああ....あの...その...
     今夜、ここに泊ってやるって....

執事:...は?

ナッシュ:シエラ、いやこの女が、
     ”今夜ここに泊ってらる”って言ってるんだが
     一晩、宿を消してもらえませんか?

執事:シエラ...様....でいらっしゃいますか?
    しょ、少々、お待ちいただけますかな...

ナッシュ:ん?
     あんたのことを知ってる口ぶりだったな。
     ここに知り合いでもいるのか?

シエラ:まあの。古い友人じゃ。

ナッシュ:”古い”友人ねえ...

シエラ:.......今、
    ”古い”と言うところを強調しなかったかえ?

ナッシュ:ばっ...
     い、いや...そんなことはない、
     気のせいだ

シエラ:ほぉ......

ナッシュ:........おい、ちょっと待っ..

執事:お待たせいたしました
    旦那様は、心より歓迎いたしますとのことです。
    どうぞ、お入りくださいませ。

ナッシュ:...たすかった.....
     恩に着るよ......

執事:は?

ナッシュ:いや、こっちの話さ。
     さぁ入ろうぜ、シエラ。
     とりあえず湯を借りられるとありがたいな。
     旅の汚れを落としたい
     ほら、シエラ。早く、早く。

シエラ:ほんに、調子のよい男じゃのう。

招き入れられた屋敷内は
豪華な内装に彩られていた

執事:お部屋までご案内いたします。
    どうぞ、こちらへ...

ナッシュ:すいぶんと良い造りの部屋じゃないか。
      家具とかも値打ちもんだぜ。

シエラ:ほら、家具の価値がわかるか。
     まぁ、わるくない部屋ではあるのぉ。

執事:この部屋は、ご自由にお使いください。
    お湯の方もこちらと、別室の方にも
    用意されておきます。

シエラ:ふむ、ご苦労。
     湯の後は食事の用意を頼めるあのぉ。?

ナッシュ:さっそくかよ。
      それはいくらなんでも図々しいだろう。
      少しは、遠慮と言うか慎みと言うか.....

執事:これは失礼をいたしました。
    すぐに準備させます。

シエラ:だそうだが、
     おんしは、やせがまんしてみるか。?

ナッシュ:..........

ナッシュ:ふぅ、汚れをおとして、
     生き返った気分だな。
     まる一日 あんな”大荷物”をかついだんで
     身体中くたくただ.......

   あとは夕食をたっぷりとって、

     このふかふかのベッドでゆっくり眠れば...

シエラ:それは無理じゃろうな。

ナッシュ:ん?

シエラ:”乙女のカン”が、そう言っておる。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

①そいつはアテになりそうだ。

②いいトシして、なにが”乙女”だ。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

①そいつはアテになりそうだ。<<<

シエラ:おんし....皮肉じゃったら、
     ただではすまさんぞえ。

ナッシュ:.........皮肉?

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②いいトシして、なにが”乙女”だ。

ナッシュ:いっ...ってぇなぁ!!
     本気でなぐるか、ふつう?

シエラ:口で言ってわからぬ者は、
     おうするのじゃ。

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メイド:失礼します。
    お食べ物をお待ちしました。
    お食事の方は、もう少々お待ちください。

ナッシュ:こりゃ、ごていねいに。
      ありがとさん。

シエラ:うむ、ご苦労じゃ。
     ...ところで、
     このへやのまどは何故開かんのじゃ?

メイド:え......開きませんか
    それは申し訳ありません。
    なにぶん、突然のことでしたので、
    かぎをかっけぱなしにしたまま
    お部屋にお通ししてしまったようですね。

ナッシュ:いいて、いいて。
      えっと...

アヤナ:あ、わたくし、”アヤナ”と申します。
    ご用がごさいましたら、
    何なりとお申しつけください。

ナッシュ:ああ。
      突然押しかけたこっちが悪いんだ。
      窓のことは気にしなくていいって。

アヤナ:いえ、こちらこそ、申し訳ありませんでした。
     すぐにカギを持ちたしますわ。
     これでは、空気の入れ換えも
     できませんものね。

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①頼むよ


②二度手間になるから、一緒に行くよ。


③きみの部屋のカギと一緒に....


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①頼むよ<<<

アヤナ:はい。
     おまかせください。

シエラ:なんじゃ...

    あっさり帰してしまいおって。

      つれないのう。

ナッシュ:.........あのなぁ...

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②二度手間になるから、一緒に行くよ。

アヤナ:ありがとうございます。
    でも、カギがあるのは三階の控除ですので、
    そこまでお手間をとらせるわけには
    まいりませんわ。
    すぐ、お持ちしますから、
    こちらにいらしていてください。

シエラ:なんじゃ..おんし
     色気づきおって。

ナッシュ:だっ...誰が!!!!
     おれは...その...親切でだな!!

シエラ:親切???
     そうは見えんかったがのう。

ナッシュ:ほっとてくれ!

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③きみの部屋のカギと一緒に....<<<

アヤナ:いやだ、もう。
    からかわないでください...
    それじゃあ。その...

  すぐお待ちしますから、お待ちくださいね。


シエラ:おやおや、残念じゃったのう。

ナッシュ:はははは。
     ...ただの社交辞令だよ。

シエラ:ふむふむ。
    ずいぶん礼儀正しいことよのう。

ナッシュ:..........

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執事:お待たせいたしました。
    お食事の用意ができましたので、
    食堂へお越しくださいませ。

ナッシュ:ほう、こいつは豪勢だねぇ。

シエラ:キョロキョロするでない。
     まったく...育ちが知れようぞ。

ナッシュ:おれは、こう見えても育ちはいいんだぜ。
      それじゃ、さっそく......
      いっただきまーーーす!!!!!!

シエラ:まったく、少しは遠慮と言うものをせんか。
     ガンガンと....犬でもあるまいし。

ナッシュ:ん?
    シエラも早いとこ、食べたらどうだ?

  うまいぜ。


シエラ:口に食べ物を入れながら話すではないわ。

ナッシュ:細かいこと言うなよ。
      それより、食事を楽しもうぜ。
      それがラトキエ家流なんだ。

アヤナ:スープのおかわり、
     お持ちしましょうか?

ナッシュ:ああ、頼むよ。

アヤナ:ふふぅ。
    おいしそうにお食べになりますね。
    作ったかいがありますわ。

ナッシュ:きみが、料理が作ったくれてるの

アヤナ:お手伝いをしているだけですけど。
     あら、ほっぺたについてますよ。


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ナッシュ:えっ...、
     あ、ありがとう...

アヤナ:あわてなくても、お料理は逃げないですよ。
     それでは、おかわりをお持ちしますので、
     少々、お待ちくださいね。

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シエラ:ほんに、だらしないのう。

ナッシュ:よ、よせって!
     子供じゃないんだから!

アヤナ:うふふ、
    お二人とも、仲むつまじいのですね。
    それでは、おかわりをお持ちしますので、
    少々、お待ちくださいね。

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執事:お楽しみのようですね。
    ワインは、いかがですかな?

シエラ:ふむ。 まかせる。

執事:かしこまりました。

シエラ:...ところで執事
     主人はどうしたのじゃ?
     久しぶりに顔など見たいものじゃがな。

Episode2「理由」

Episode3「帰る場所」

Last Episode「戦いの~」

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